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中越地震現地調査報告書

11月2日に仕事の関係で新潟県柏崎市に立ち寄りましたので、足を伸ばし長岡市・小千谷市の被災状況を調査してまいりましたのでご報告いたします。

1.概況
長岡市街は、被災地とは思われないほど平穏に感じられました。商店街も通常通りの営業をしており慌しさも無く、公共機関もほぼ通常に運転していました。
しかし、国道17号線を小千谷方面に進み信濃川を渡ったあたりから周囲の景色が急変します。いたるところで道路は陥没し、電柱が斜めになっている。家屋も屋根がブルーシートで覆われている状態です。
小千谷市内に入ると、倒壊した建物がいたるところで見受けられ、震災の凄さを目の当たりにしました。商店街は報道の通り、アーケード下での避難生活(テント)が連なり、今も尚続く余震のため片付け等をしている様子はあまり見受けられませんでした。ライフラインは、電気・水道はほぼ復旧されているが、ガスが不通だそうです。またボランティアの人たちも数多く見受けられました。

2.長岡研修訪問先等の状況
・栄涼寺  (別添写真No1参照)
住職を始めご家族はご無事でした。建物は、本堂の外壁が一部欠落し、いたるところにひび割れが発生していました。墓石は、数箇所の転倒が見受けられる程度で河井家、牧野家の墓石は異常ない模様です。
 
・慈眼寺(別添写真No2参照)
目を疑うほどの被災状況です。山門前は、石塔・仁王像・案内板・青経塾石柱がことごとく倒れ見るも無残な状態でした。山門自体も倒壊危険の表示がなされ進入禁止となっていたので、事務所に回り住職を尋ねました。住職は心労のあまり一時体調を崩し、県北部の親戚に非難しているそうですがお元気だそうです。副住職(ご子息)によると家族、職員は全員無事だそうです。しかし、本堂は度重なる余震でほぼ壊滅状態(修復不可能)だそうです。何とか会談の間だけは修復したいのだと寂しそうに話されました。中を見せていただき愕然としました、まるで廃墟です。壁は落ち、床は抜けてしまいご本尊もばらばらです。会談の間も跡形も無いぐらい変わり果ててしまっていました。記帳のノートも散乱していました。建物本体もワイヤーロープで固定されており、倒壊危険の表示がされておりました。お墓の墓石は全て転倒して見るも無残な状況でした。最後に塾の石柱を起し東忠へ移動しました。

・東忠(別添写真No3参照)
外観は三階建て本館が少し傾いているようで、ガラスが数枚割れている。平屋の厨房とはなれは完全に倒壊していました。裏のがけが崩れる恐れがあり、危険宅地に指定されていました。社長と連絡がつき、お話によると家族・従業員は全員無事だが、内部については手のつけようが無いほど散乱し、五番の間も深刻な状態だそうです。現在は立ち入り不可能なため、片付け等の復旧作業は何も出来ないとの事でした。
 
・朝日山
川口町・山古志村経由で向ったが、登山口手前で地元の方に危険なので行かないほうが良いとの事で、引き返しました。

所感
現地を訪れて、震災の脅威を痛感いたしました。行く先々で多くの人たちが復興へ向けがんばっている姿を拝見すると私自身の哀れさに心を痛めました。私に何が出来るのか考えても何もでてこない、ただ呆然と眺めているに過ぎない、一人では何も出来ない己を知りました。しかし私は名古屋に戻り、皆に状況を伝え、一人でも多くのご理解とご協力と義援に期待し報告と致します。一日も早い復興と被災した皆様の幸せを祈念いたします。

(別添写真No1参照)


(別添写真No2参照)


(別添写真No3参照)


第34青経塾 山田 博文