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平成17年度 秋期講演会のお知らせ続報 有志披露「敦盛」の舞

1)『敦盛』のご紹介
昨年の秋季講演会に引き続き、青経塾有志による能(『敦盛』)の披露がございます。今回は、有志メンバーと練習の様子、そして有志の方へのインタビューを紹介させていただきます。

2)有志メンバーの紹介
今回、『敦盛』を演じていただく方を紹介させていただきます。
舞 松村 雅人さん(28塾)
舞 伊藤 一喜さん(28塾)
鼓 荒川 雅博さん(44塾)
地謡 遠島 正久さん(28塾)
地謡 市川 清英さん(28塾)
地謡 加藤 仁さん(28塾)

3)練習風景 
10月6日、犬山市で行われた練習を見学させていただきました。
金剛流の加藤先生のご指導の 中、見学する私たちにも緊張が 走ります。
そのように、ピンと張り詰めた空気の中で、先輩方の真剣な まなざしが印象的でした。

4)有志の方へのインタビュー
今回、舞を担当していただく、28塾の伊藤一喜さんに『敦盛』に関する質問をさせていただきました。(第41青経塾 森 下学)
Q.『敦盛』の舞台背景について教えてください。
A.『敦盛』とは、平家の武将、平 敦盛のことです。 時は、12世紀後半、源平の合戦の一つ、一の谷の戦いが舞台です。 奇襲が成功して勢いに乗る源氏と逃げる平家、その中で源氏の武将、熊谷直実が、若干16歳の敦盛を平家の大将と勘違いして戦いを挑みます。 結果、あっという間に、直実が敦盛を組み伏せるのですが、甲を取って初めて、直実は相手が少年だったことを知ります。 たとえ見逃したとしても、他の味方が見つけるのは時間の問題だったので、直実は仕方なく敦盛の首を獲ります。 若干16歳の敦盛、命を乞い助けを求めれば首を刎ねられなくてもすんだかもしれません!しかし、それを望まず戦いに挑むのです。 その時に、敦盛が所持していたのが『青葉の笛』と呼ばれるもので、舞台の最初に流れる笛の音は、それをイメージしたものです。

Q.『敦盛』を演じるようになった経緯について教えてください。
A.28塾が卒業する時の寸劇で、『信長』を演じさせていただいたのが、そもそもの始まりです。 その中で、信長が戦の前に気合を入れるために『敦盛』を舞うシーンを演じさせていただきました。 「人間50年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を享け 滅せぬもののあるべきか 滅せぬもののあるべきか」 この節は、みなさんも一度は耳にされたことがあると思いますが、それを先生が非常に気に入られました。 当然、この敦盛の生き様をですが。

Q.昨年の秋季講演会でも『敦盛』をご披露いただきましたが、秋季講演会でご披露いただくことになったのはなぜですか?
A.「もっともっと多くの塾生に敦盛の生き様を伝えたい。」という先生の想いからです。

Q.ご苦労をされたのはどんな点ですか
A.先ほど、紹介した『人間50年…』という節は、実は、能の『敦盛』には存在しません。 そこで、幸若舞(こうわかまい)の『敦盛』の節を引用し、能の舞と幸若舞の節を組み合わせた、私たちの創作となっております。

Q.最後に、当日に向けての意気込みをお聞かせください。
A.現在、丹羽会長に、最高の『敦盛』をご覧いただくため、そして、「何故『敦盛』なのか?」を塾生のみなさまに伝播するために練習に取り組んでおります。 塾生のみなさまには、「先生がおっしゃった『敦盛の生き様』とは何か?」ということを考えながら観ていただきたいですね。

第41青経塾 森下 学