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会社がトクする社労士講座
会社がトクする社労士 講座「会社が得し、社員が納得する就業規則の作り方」 第5回
「会社が得し、社員が納得する就業規則の作り方」 第5回 <就業規則の本質を理解しましょう> 労働基準法それ自体が、労働者保護を目的に作られているので、労働法を活用し会社側にも有利になるような「リスク管理」を重要視した就業規則を作ったほうが得です。 タダだからといって、モデル就業規則なんか使っていると、いざという時に何の役にも立たない可能性がそうとう高いですよ。というお話をさせて頂きました。 そもそもそういう会社さんに限って就業規則の本質をまったく理解していないのではと考えます。 作った規則を、何かやましい事でもあるのか、従業員に見せてもいない。 これでは、まったく意味がありません。 こういうのを「気休め」といいます。 隠すのは、錦や住吉あたりの領収書ぐらいにしてほしいと思います(笑) <就業規則の本質とは> 就業規則とは、会社の経営理念や経営目標を達成させる為に、会社で働く人達の 約束事や就業ルールを定めたものです。 就業ルールですから、会社の勤務形態に関する事の他に、全員で守るべき心構えや、やってはいけない事、やるべき事を、明確に定めてなければいけません。 そこには、会社独自の理念や考え方、戦略、方針、業界慣例、を反映させるべきです。 そうしないと、肝心の部分が読み手である従業員さんに、まったく伝わらないからです。
<モデル経営理念など使わない>
世の中に、一つとして同じ会社が無いように、経営理念も会社によって変わりますので
もし、モデル経営理念というものがあっても、そんなものは使う会社はありません。
就業規則もまったく同じ考え方をすれば良いと思います。
会社の数だけ、会社独自の考え方や就業ルールを反映させた規則が存在する方が、自然な状態であると考えます。
<就業規則に対する発想を変える>
会社を労働法のリスクから守る為にリスク回避型就業規則を作った方が良いといいました。
しかし、これではまだ片手落ちなのです。
私は、もう1歩考え方を深め、業績を上げる為の就業規則という発想をお勧めします。
会社はお客様から頂く、売上という名の「お金」で成り立っています。
お客様作りや維持に焦点をあてたり、経営効率を上げる事に焦点を置いた、就業規則を作り実行させる事で、他社よりも競争優位に立てるはずなのです。
これを、私は業績アップ型就業規則と呼んでいます。
<業界、業種によってポイントは変わる>
しかもこれは、業界、業種によってポイントが変わります。
小売やサービス業など、直接お客さんと接する事の多い業種なら、服務規程で身だしなみ、礼儀、マナー、お客様への心構え、態度、言葉使いなど、きちんと定めなければいけません。
規律無く、てんでバラバラの応対をされたらお客さんはなんて思うでしょうか。
ライバル会社が自社より良い応対していたら、どちらを評価するでしょうか。
服務規程は社内だけでなく、大切なお客様にも焦点をあてるべきであると考えるのはいかがでしょうか。
モノ作りをしている製造業において、職場の整理、整頓、清掃、規律ある、安全で効率的な職場作りを求めても、モトになる明確な職場でのルールや心構えが、目に見えて明確に、絶えず目に見える所に存在していないと、守るべき事がよくわかりません。
まして、事故が起こったりしたら、誰に責任が行くのでしょうか。
営業主体の会社で、服務規程で報・連・相の取り決めが無かったり、あいまいだったり、携帯電話やメールの使用ルールも曖昧で、果てしなく経費を使われたら、会社の利益はどうなってしまうのでしょうか。報・連・相がしっかりしていない会社で、お客さんが満足する情報を正しく会社全体で掴む事ができるのでしょうか、そんな事で他社から選ばれる会社になれるのでしょうか。絶えず、経営者が世話しなければいけないのでしょうか。
経営者の時間は有限ですので、だからこそ、最初に規定をしっかり作り、ルールをきちんと守る風土を作りあげれば自主的な良い組織の土台が出来上がると私は考えます。
弊著もお蔭様でご好評を頂いております。写真は、
名駅桜通り沿いジュンク堂書店(19年5月24日)
(第6回)に続く 第33青経塾 社会保険労務士 川端康浩
05/31/2007第33青経塾 川端康浩












