中国ビジネス講座(2)「直訳の落とし穴」
経営に限らず人と付き合う際の一つに、“相手を知る事”の大切さは良く聞くと思いますが、海外の方とビジネスや交友を行う際には“相手の国の習慣を知る事”が大切です。
ビジネスにおいて海外の方との商談や打ち合わせ等を行う際には、通常、通訳を介して行うとは思いますが、通訳選びの重要性やポイントを簡単にお話したいと思います。
【通訳者は優秀であるべき】
“優秀であるべき”と聞いて当たり前と思われたと思いますが、私が考える優秀な通訳とは、単に“語学が堪能な人”ではありません。
語学力はもちろん大切なのですが、相手の国や地域の“商習慣”はもとより “箸の上げ下ろし”や“お酒の飲み方”に至るまでを熟知している通訳を選び、出来る事なら、自身も簡単な自己紹介や挨拶や習慣等を勉強される事をお勧めします。
【直訳の落とし穴】
題名にもありますが、相手の商習慣を理解していないと“直訳の落とし穴”にはまってしまいます。日本人が言う「中国人は嘘つきだ!」「騙された!」といった問題をよく聞きますが、こうした問題の5割は商習慣の違いを理解していないから起こる問題だと思います。
たとえば、ある会社が中国に商品を販売する時の提携先を選んでいるとします。
打ち合わせもそこそこな内に、「ワタシ、アナタノショウヒン トテモキニイッタ。ワタシ オカネダス、イッショヤルヨ!」と言われたとします。(もちろん通訳を介して)
直訳をすると確かに「お金は出します。一緒にやりましょう!」と言っているのですが、商習慣を考えた上で“真の翻訳”をすると、「貴方が商品を売りたいのは分かりました。まだ分かりませんが、検討したいので利益や条件などを教えてください。条件が良いならやります。」
と成るのです。
これを“嘘”ではなく“商習慣”と捉えてしまう私は、かなりのプラス思考なのかも知れませんが♪
日本エッジ株式会社 代表取締役 太田悦司(第43青経塾)












