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会社がトクする社労士講座

第2回 会社が得し、社員が納得する就業規則の作り方

会社が小さいからこそ、今のうちに社内ルールを決めておく

「社長、会社が人の集団である以上はルールが必要です。
お客さんも、規律ありモラルある社風の会社と取引したいはず、
会社を興して、社員を雇ったのなら今スグ「就業規則」を作りましょう!」

と、経営者に伝えても

「まだ、いいよ、社員といっても1人しかいないじゃない、
口で言えば考えはスグ伝わるのだから必要ないよ、
あと何年かして、社員10人ぐらいになってから考えるよ」

と、だいたいの方が答えられます。

実はこれが間違いの元なのです。


会社が小さいうちにこそ、社内ルールを決めておくべき、なぜなら習慣になるから。

自分の会社の社内ルール作りこそは、
会社が小さいうちにこそ、やっておくべきなんです。

会社が小さいうちにこそ、社長の考えや想いを込めた社内ルール作りをしておけば、
それが習慣となり、やがて社風や方針となり、脈々と引き継がれて行きます。

経営理念と同じですね、社内ルール決めは会社の社風作りということ。
社風の元を作るのは社長の仕事。経営理念と同様に引き継がれ、浸透していくものなのです。


気心のしれた社員と想いを共有できる

会社を興した最初の仲間は気心のしれたスタッフばかりです。

社長の考えを思いっきり反映した「社内ルール」作りを、気心のしれた彼ら、彼女らと話したり、一緒に考えて行く事により、考え方や想いを共有できます。

また、新しい社員が入ってきても、彼らも一緒に考えている訳ですから、
「私達の会社のルールはこうなんだ」と、彼らが伝播していってくれます。
こうやって、会社の社風が浸透し引き継がれて行くのです。


会社が大きくなってから「就業規則」を作るのでは遅い。

会社が大きくなってから「就業規則」を作っても、なかなか浸透しません。

なぜなら、会社が大きくなってきて様々な人が入ってくると、そこには「慣例」が出来てきます。
何年もしてから後で社内ルールを作っても、長年の間についた習慣は簡単には変えられません。

実際、何年もしてから「就業規則」を導入しても、古参社員ほど反発するケースが多いのが事実です。


社長の想いをたくさん込めよう

鉄は熱いうちに打てと言います。
あの上場企業である、ワタミフードサービスは1店舗めから、経営理念も社内規則も完備されていました。


小さいときほど、実は基本を決めるときで、この時こそ重要な時であると思いませんか。

ならば、会社が小さい時にこそ、
「こういう会社を作りたい!」という、創業の志で社長の考えや想いを込めた社内ルール作りをしておくべきであると私は考えます。

(第3回)に続く

第33青経塾 川端 康浩